―”たかさん”ってな、どこまでもあったかい人なんさ―
『たかさんと私』は、障害がある青年”たかさん”と、彼につきそう”私”の心のつながりを描いた、創作ストーリーやに。
【📌早速本編を読みたい人はココから行けるに〜】

まずは作者としてご挨拶させてもらうわな〜
(あかん、緊張してきたわ〜)
「寄り添う」とはどういうことだろう──
仕事で悩んでいた私に、その問いと向き合うきっかけをくれたのが、“たかさん”との出会いでした。
この連載『たかさんと私』は、障害がある青年”たかさん”と、彼につきそう”私”の心のつながりを描いた、私のオリジナル創作ストーリーです。
登場人物や施設名などはすべて架空ですが、15年ほど福祉の世界で働いる私の体験が、もとになっています。もちろん、“たかさん”にもモデルとなった方がいます。
私は障害がある人が通う「生活介護事業所(せいかつかいごじぎょうしょ)」で15年間、生活支援員として働いてきました。
その中でも、彼と過ごした時間は、『物語にして一生そばにおいておきたい』『自分が発信する媒体の顔にしたい』と思うほど、たくさんの気づきとやさしさに溢れていました。
この物語のベースには、私の福祉の経験がありますが、制度や障害について学ぶためのものではありません。
どこまでもやさしく、どこまでも不器用な、2人のやりとりを通して、”たかさん”という1人の人間の生き方を、できる限りやさしい言葉で綴った物語です。
『ひびおじさんのインドア工房』を立ち上げるにあたり、「あなたの自分時間に、ほっこりとしたやさしさを届けたい」という想いを込めて、noteで連載していた原作をもとに、ブログ版として再構成・加筆修正しました。
ブログ版掲載当初は「連載」という形を取っていましたが、「たかさんをもっともっと好きになってほしい」という想いを込めて、さらに読みやすくする工夫として、2025年11月に「読み切り」の形にバージョンアップしました。
あなたの心の緊張をほぐすお手伝いができれば光栄です。
執筆・掲載にあたり、自分のことを自分で決めることが苦手なたかさんに代わって、公開を快く引き受けてくださったお母様に、厚く御礼を申し上げます。
ひび
◆全4章
☂第1章:全てが手探りだったけれど
”私”の職場、生活介護事業所「ぴーすてらす」にご利用者さんとしてやってきた“たかさん”。ある日、たかさんが怪我をして入院してしまうんさ。
意思疎通が難しい”たかさん”の入院をサポートするため、付き添いをすることになった”私”。 たかさんってどんな人なん? どんなサポートが必要なん? すべてが手探りの支援は始まったばかりやで。
気を遣いすぎる”私”の不器用な支援は、果たして”たかさん”に届くんか!?
☁第2章:私にできること
舞台は陽向総合病院の病室。試行錯誤を繰り返し、少しずつ深まってく”たかさん”と”私”の関係。このまま快方に向かうと思われた矢先、たかさんの目の前に大きな壁が立ちはだかってしまうんさ。
「少しずつ広がっていた世界が…」”たかさん”のやさしさをもってしても、埋めることができないほどのショックの中、”私”は付き添い業務を続けてたに。
記録用紙のところどころの文字が震えてるんさ…。
☀️第3章:”付き合っていく”ということ
「自分にできることは何だろう」
支援者として、人として、寄り添うことに正面から向き合い始めた”私”。長引く入院生活の中、”たかさん”が教えてくれたのは、「生きる力」の偉大さやったんさ。
ご家族さんの献身的なケアと、細かすぎる”私”の気配り、そして”たかさん”の底力で、少しずつ退院が見えてきたで。
🌈第4章:新しい”いつもの生活”へ
着替え、お風呂、外出。今まで”たかさん”が送ってきた日常が、こんなにも尊いもんやったなんて。退院を目指して動き出す”チームたかさん”が見据えているもんとは。
”たかさん”の退院は嬉しい、でも何故か100%喜びきれやん”私”がいる。そんな、支援者として葛藤する”私”の心にやさしさを届けてくれたんは、たかさんの何気ない独り言やったんさ。
物語は最終話へ、そしてその先にある新しい「いつもの生活」へ。
自分時間に”やさしさ”を
せっかくの自分時間やのに、なんか心がトゲトゲしてくる時ってあらへん?
そんな時にこそ読んでほしいのが、『たかさんと私』なんさ。
この物語は、
“とことんやさしさに全フリ”して書いた、ワイのインドア工房の看板作品。
やさしくて、不器用で、でもまっすぐで。
そんな2人のやりとりを、できる限りやわらかい言葉だけで紡いだ、やさしさ100%の読み物なんよ。
自分時間で心を整えたい時って、知識でも正しさでもなく、
「ただそっと寄り添ってくれるストーリー」が欲しくなる瞬間があるやん?
そんなとき、この物語があなたの心に、じんわりと”やさしさ”を戻してくれたら嬉しい。
ほっこりしたい時、いつでも読みに来てな〜。

いつでも待ってるに〜

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